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更新:2007-06-25

LEDの映像看板販売   アビックス

 アビックスが、飲食店や携帯電話販売店など小規模店舗向けに超高輝度LED を使用した小型のフルカラー映像看板の販売を始めています。今秋には携帯電 話メールによる更新システムを構築します。

 販売するのは正方形の「ビッグマーカー」と横長型の「アイボード」。
 ビッグマーカーは100cm角、75cm角、64cm角の3種類。厚さは約16―16.5cm。
動画やアニメーションなどフルカラー表示に対応。
 アイボードは縦35cm、横100cm、厚さ30cm。最大8個まで連結でき、赤、緑、 青、黄など8色の表示が可能。

 販売価格はビッグマーカーが100万―200万円。アイボードが約120万円で、 2台目以降は約70万円。リース導入の費用は月2万―2万5000円程度。

http://www.avix.co.jp/

LED照明/電飾のColor Kinetics社を買収   Philips社

 オランダRoyal Philips Electronics社が、LED照明/電飾の制御技術を手掛 ける米Color Kinetics Inc.を買収します。

 Philips社は、LED関連メーカーの買収を進めています。
 Color Kinetics社は、これまでに1万5000件を超えるLED照明/電飾設備を手 掛け、売上高は2006年、約6500万米ドル。

 2001年から年率31%で成長し、LED照明/電飾の機能や制御に関する幅広い特 許を持っているといいます。

http://www.newscenter.philips.com/About/News/press/article-15801.html

高出力白色LEDに関して LEDシンポで講演   LED各社

 日経エレクトロニクスとNIKKEI MICRODEVICES主催の「LEDテクノロジ・シン ポジウム2007」(2007年6月14〜15日)で、米Philips Lumileds Lighting社や 日本のシチズン電子が、高出力白色LEDの試作を明らかにしました。

 米Philips Lumileds Lighting社は、駆動電流2.3Aを投入することで、光束 1500lmが実現できる白色LEDを試作しました。
 輝度は100Mcd/m2で、HIDランプを超えるといいます。2009年までに4個のチ ップをパッケージしたものでHIDランプと同等、2個でハロゲン・ランプと同 等の光束が得られる見通しだという。

 白色LEDは、近い将来、発光効率は現在の75lm/Wから150lm/Wへ2倍に、駆動 電流が700mAから2Aへと約3倍にでき、価格も2分の1にできるとしています。

 シチズン電子は、発光効率が70lm/W程度で1000lmの光束が得られる白色LED の試作品を製作しました。
 現在は製品化に向けて信頼性を検証している段階。発光効率は200lm/Wを目指しているといいます。

LEDを自動車用ヘッドランプへ適用は曇りの対策がカギ
                            スタンレー電気

 スタンレー電気が、日経エレクトロニクスとNIKKEI MICRODEVICES主催の 「LEDテクノロジ・シンポジウム2007」(2007年6月14〜15日)で、白色LEDを 自動車用ヘッドランプに適用するための3つの課題として、「エンジンの熱や 前面からの泥、3年間以上のメンテナンス・フリーへの対応」「法規への対 応」「カバー・レンズが曇ることへの対応」を指摘しました。

LED制御用マイコン「EZ-Color」を発売
                      米Cypress Semiconductor社

 米Cypress Semiconductor社が、LEDに接続するスイッチング・レギュレータ を制御するマイコン「EZ-Color」を開発しました。高輝度LEDを使う照明機器 向け。

 高輝度LEDの利用では、LEDによって色や明るさなどの特性が バラつくため、
所望する色を実現するのが難しかったり、温度変化によってLEDの色や明るさ が変化するといった課題がありました。

 「EZ-Color」を利用することで、LEDの制御が容易になるといいます。

携帯用ディスプレー、世界出荷数が初めて前年同期比で減少
                       米ディスプレーサーチ調査

 米ディスプレーサーチによると、2007年第1四半期の世界の携帯電話機用デ ィスプレー出荷枚数(メーン、サブ計)は、約3億2700万枚で前年同期比2% 減でした。減少は初めて。

 メーンディスプレーの出荷数は2億6880万枚、サブディスプレーは5860万枚。 前期比では10%減。総出荷額は前年同期比19%減の24億7570万ドル。

 メーカー別のメーンディスプレー出荷数は、シャープがシェア14.6%、韓国 サムスンSDIは14.1%。3位以下は、エプソンイメージングデバイス(旧・三 洋エプソンイメージングデバイス)が11.2%、台湾ウィンテックが9.6%、台 湾TPOディスプレーズが7.8%。

 前年同期比ではシャープが47%増、ウィンテックが15%増を記録。ほかは軒 並みマイナス。

http://www.displaysearch.com/

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