週刊LEDニュース

更新：2007-12-17

更新：2007-12-17

　エムケー精工が、2008年４月から、電光表示装置用のコントロー
ラー（制御装置）や液晶パネルを生産をベトナム工場へ生産移管し
ます。総額2億円を投じて機械設備を導入します。

　移管するコントローラーはLEDを制御したり電子部品を作動させた
りするもので、電光表示装置の画像制御に使われます。

　移管先はホーチミン市にある全額出資子会社「MK SEIKO　（VIET
NAM）」の工場。

　徳島県にLED産業集積を目指すLEDバレイ構想推進協議会地域ブラ
ンド化部会が、徳島県内にあるLEDを利用した観光地を集めて売り出
す「光の88カ所めぐり」の第１回審査で13カ所を認定しました。

　選ばれたのは、牛岐城址（うしきじょうし）公園など阿南市内で
５カ所や徳島市内からも「阿波おどりカラクリ時計」など４カ所。
三好市のJR大歩危駅前に設置しているLED電飾「大歩危駅前かずら
橋」も選ばれました。

　昭和電工が、12億円を投資して、高輝度の4元系LEDの生産能力を
2008年末までに月産１億個から２億個に増強します。

　4元系LEDは、屋外ディスプレイなどに使用されるほか、自動車の
リアランプや車内照明、薄型テレビやパソコンの液晶ディスプレイ
のバックライト向けに用途開発が進んでいます。

　富士キメラ総研のLED関連の世界市場調査によると、白色LEDの出
荷は、2006年が対前年比42.8％増の132億個、出荷金額は同5.2％増
の1849 億円でした。

　価格は1年間で20～30％程度低下。07年の出荷個数は182億個、出
荷金額は2002億円と見込んでいます。

　携帯電話機向け白色LEDが市場を牽引。発光効率の向上や価格の
低下で、ノートパソコンや液晶テレビ向けの中・大型ディスプレイ
のバックライトユニットへの採用などが増えています。

　松下電工が、LED照明のシリーズ「EVERLEDS（エバーレッズ）」
にダウンライトを追加しました。光源に用いた高出力LEDの寿命は
４万時間。価格は２万2890円。

　松下電工の試算では、１日10時間点灯しても10年以上ランプ交換
が不要。一晩中点灯（1日10時間×365日×電気料金目安単価22円/
kWhで算出）させても、年間電気代は約420円。廊下や玄関に使用し
た場合、20形の電球のかわりに設置することで、年間約1180円の省
エネ。

　三菱電機とNHKが、再撮映像の出所を特定できる電子透かし技術
を開発しました。テレビ画面や映画スクリーンに表示された映像を
再度ビデオカメラなどで撮影しても、映像を再撮した場所や時刻な
どを特定できるといいます。

　画面やスクリーンを斜めから撮影したり、コンテンツの一部が欠
落したりしても情報が検出可能。VTRやDVDによるデジタルあるいは
アナログコピーの映像からも、透かし情報を検出可能。