週刊LEDニュース

更新：2008-01-15

更新：2008-01-15

　イギリスのロンドン市が、温暖化対策の一環として、一般家庭の
二酸化炭素の排出量を減らすため、エネルギーの消費量が少ないLE
D電球に無料で交換する試みを行いました。

　１月11日から３日間、協力企業の28の店舗に白熱電球を持って行
くと、１世帯につき２個を上限に、電力消費が少ないLED電球と無料
で交換しました。ロンドン市は22万個のLED電球を用意しました。

　ロンドン市によると、市内のすべての家庭がLED電球を使用する
と、年間で50万トンの二酸化炭素の排出量の削減につながるほか、
各家庭もLED電球１個につき年間およそ1500円の電気料金を節約で
きるとしています。

　シーシーエスが、LED照明の用途を開発する「光技術研究所」を
京都市上京区室町通出水上ルに１月15日に開設しました。

　研究所は地上３階建て、延べ約820平方m。約４億5000万円を投じ
て建設。
　建物内部には、レタスやバジル、トマトなどの苗をLED照明で栽
培する約110平方mのスペースを設置しています。

　野菜を効率よく育てられる光のあて方や色のバランスを研究し、
照明器具に応用するそうです。ろうそくの火のように光が揺れるLE
Dや、光でつぼを刺激するLED照明などもテーマに研究開発に取り組
みます。

　米Texas Instruments（TI社）が、新しいLED光源を採用して従来
製品の２倍の輝度を実現したリア・プロジェクション型（リアプロ）
のHDTVを開発しました。

　大手 LEDメーカーの米Luminus Devices, Inc.との協業によるも
の。最大50万：1の高コントラスト比を実現。フレーム周波数を240
Hzに高め、液晶テレビなどをしのぐ動画応答速度を実現しています。

　この新光源を用いたDLP HDTVは、今後、メーカー各社から製品化
される見込みだといいます。

　国土交通省が、看板設置や電柱、ガス管敷設などに国道を貸し出
す際の占有料を４月から値下げします。

　改定では、看板は表示面積１平方m当たり、年間２万6000円を1万
4000円にします。

　米３Ｍ社が、携帯電話機のように手に取れる大きさの超小型プロ
ジェクタの試作機を開発しました。自社開発の光学系に光源とパネ
ルを組み込んだ「モバイル・プロジェクション・エンジン」を、機
器メーカーにOEM供給する計画です。

　小型化でき、電力効率が高いことや画質が高い、入手が容易なこ
とからLED光源とLCOSパネルを採用。
　開発したプロジェクション・エンジンは、LCOSパネルを１枚を使
う単板方式で、LCOSパネルの画素数は640×480のVGA。

　韓国LG.Philips LCDが、新開発のＡ４サイズのフレキシブル・カ
ラー電子ペーパーを開発しました。画素数を従来のVGA級
（640×400画素）から約４倍のWXGA（1280×800画素）に増やしてい
ます。

　表示方式は電気泳動方式を採用。パネルの厚さは約0.3mmで、曲
げることができます。重量は74±4g、精細度は108ppi、表示色数は
1670万色（256階調）。反射率は24％、コントラストは8：1以上、
視野角は70度。