LED集魚灯、40%省エネ効果を確認 山口県
山口県が県沿岸漁業構造改革推進会議で、昨年9月から12月に
かけて実施したLED利用の集魚灯によるアジなど巻き網漁業の省エ
ネ効果実証実験で、従来のハロゲンライトによる集魚灯と同じ漁
獲を確保しながら、燃料費を約40%節約できることを確認した、
と報告しました。
直径約28cm、全長約90cmの円柱の表面に720個のLEDを張り付け
た水中集魚灯を使用。集魚効果を魚群探知機などで確認し、ハロ
ゲンランプと燃料消費量を比較しました。
その結果、集魚状況はLEDがハロゲンをわずかながら上回り、
平均水揚げ量はほぼ同じであることが分かったそうです。
1時間あたりの燃油使用量はハロゲン8.6リットルに対し、LED
は5.4リットルでした。
http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/press/200803/009430.html
LED生産100億個以上 2008年計画 日亜化学工業
日亜化学工業が、2008年に100億個以上のLED生産を計画してい
ます。05年の製造量は50億個強でした。今期の設備投資額は全体
で300億円ほどになる見通しです。
06年の時点で10年ごろに100億個と見ていましたが、予想より早
く生産増が進んでいます。07年ですでに82億個に達した。08年も2
割の伸びを見込んでいます。
携帯電話など既存の分野のほかに、照明などでの需要増を見込ん
でいます。
LED式の「デジタル水準器」を発売へ ベルボン
カメラ用三脚と写真用品のベルボンが、写真撮影に使用する水
準器で、LEDで水平を表示する仕組みの新製品「デジタル水準器」
(韓国・Seculine社製)を4月に発売します。価格は約4000円と
いいます。
今までのアクセサリーシューに取り付ける水準器の多くは、封
入した液体内の気泡の位置で、水平や垂直を判断していました。
新製品は、6個のLEDで水平を知らせます。LEDは自照するため、
夜間でも視認できる点を応用し、夜景撮影などで役立てるといい
ます。電源は、ボタン電池のCR1220を2個使用。
対応するのは水平方向のみ。水準器の精度や、LEDの明るさを設
定する機能や省電力モードを備えています。本体の大きさは幅32
×奥行き25×高さ17mm。
音に合わせてLEDが点滅するイヤフォン ブライトン
ブライトンネットが、音楽に合わせて内蔵したLEDが点滅するイ
ンナーイヤー型イヤフォン「Flash LED Earphone」(BI-LEDEAR)を
発売しています。価格はオープンで、店頭価格は2980円前後。
イヤフォン部とLEDスイッチ部に青色LEDを内蔵し、音楽に合わせ
てLEDが点滅します。LEDのON/OFFスイッチも備え、電源にはPR48電
池を内蔵しています。
重さは約19g。コード長は1.1mで、3.5mmステレオミニプラグには
金メッキ処理を施しています。
http://www.brightonnet.co.jp/
http://www.brightonnet.co.jp/product/ipod/bi-ledear.html
LEDで夜間にいちごの収穫 エスアイ精工
選果機メーカーのエスアイ精工が、生物系特定産業技術研究支
援センター(生研センター)と共同で、LEDを使って夜間にイチゴ
を自動収穫するロボットの開発を進めています。3年後の実用化
を目指しています。
ロボットは真っ暗なハウス内のイチゴ棚を、コンピューター制
御でゆっくり移動します。LEDライトで棚を20cm置きに照らし、カ
メラで、実の8割以上が色付いたイチゴを色で判別。ロボットの
アームで摘み取っていきます。
LEDの短時間で強い光は、光量や色合いが安定しており、検出精
度が高まるといいます。
液晶駆動用電圧を供給できるLEDドライバICを発売
米Linear社
米Linear Technology Corp.が、液晶パネル駆動用のバイアス電
源回路を備えたLEDドライバIC「LTC3524」を発売しました。3〜
7型程度の小型から中型のTFT液晶パネル向けの製品です。
入力電圧範囲は+2.5〜6.0Vで、複数のアルカリ電池や水素2次
電池あるいは1個のLiイオン2次電池で駆動する機器に適してい
るといいます。
LEDへの出力は2チャネル備えています。最大10個(1チャネル
当たり最大5個)の白色LEDに電力供給でき、LEDドライバ回路の
効率は最大78%。
http://www.linear.com/company/press/pressNewsDisplay.jsp?releaseId=5051
液晶ディスプレイで広告コンテンツの表示システム
ダイナウェア・コンテンツ・ソリューションズ
大阪市の中小・ベンチャー企業支援拠点の大阪産業創造館が、
ベンチャー企業の事業評価を行う「大阪市ビジネスプラン評価事
業」を3月5日に実施し、今後成長が見込まれるとして1社に対し
「AA」、3社に対し「A」認定を行いました。
AA認定を受けたのは、水中プラズマ発生装置による新しい殺
菌技術を開発したアキュサイト、A認定を受けたのは、液晶ディ
スプレイを用いた新しい広告コンテンツを制作するダイナウェア
・コンテンツ・ソリューションズが入っています。
A認定には、このほか薬局と連携した地域医療支援システム開
発のトライリーム、水質等の環境改善を行うバイオブロック開発
のビッグバイオもありました。
A認定企業になったダイナウェア・コンテンツ・ソリューショ
ンズの「液晶ディスプレイを用いた新しい広告コンテンツの表示
システムは、従来のポスターや掲示板のように液晶ディスプレイ
を設置し、静止画や動画を表示したり、音声で情報提供が可能な
新しい広告媒体です。
コンテンツ管理システムによって、広告の表示時間やレイアウ
トの変更にも、リアルタイムに対応できるほか、タッチパネル端
末と組み合わせて情報を検索することも可能です。