

携帯販売台数、世界市場で38.6%増 ノキア
ノキアの2007年第4四半期(10−12月)の財務報告によると、07年通
年の携帯電話の販売台数は7070万台(前年同期比38.6%増)でした。
同社モバイル事業部の売上額は251億ユーロで、06年の248億ユーロか
ら1%の増加。
欧州市場の売上は売上全体の39%を占め、アジア太平洋地区は22%、
中国は12%、北米が5%、ラテンアメリカが8%、中東・北米が14%。
売上の上位10市場は、中国、インド、ドイツ、イギリス、アメリカ、
ロシア、スペイン、イタリア、インドネシア、ブラジル。これらの市場
で全体の約50%を占めています。
視覚障害者向けの携帯電話ソフト 米国
米国の視覚障害者支援団体「National Federation of the Blind」と、
米Kurzweil Technologiesの合弁会社、米K-NFB Reading Technologyが、
視覚障害や学習障害を持つユーザー向けに、1月中に米国、カナダ、欧
州、大西洋地域で発売予定の携帯電話「Nokia N82」用ソフトを発表し
ました。
ソフトは視覚障害者向けの「knfbREADER Mobile」と学習障害者向け
の「kREADER Mobile」。
視覚障害者向けソフトは、携帯電話で撮影した文書を音声転換し、ボ
タンを押すと読み上げます。
学習障害者向けソフトは、撮影した文書を音声化するとともに、液晶
に映し出された文章を拡大したり、1語ずつハイライトする機能も備え
ています。
1-2年後グループ全体の営業利益率は6−17%に ノキア
ノキアが、今後1、2年のグループ全体の営業利益率を16−17%を目
標にしているほか、デバイスサービス事業の営業利益率は20%、独シー
メンスとの通信機器の合弁企業、ノキア・シーメンス・ネットワークは
2009年末までに営業利益率10%を達成するとしています。
携帯電話端末の市場見通しは、07年の世界の端末出荷台数を焼く11億
台、08年は前年比10%増を予想しています。
地域別ではアジア太平洋、中国、中東・アフリカが前年比で15%を上
回る伸びを示すものの、北米、欧州、南米は10%以下の伸びにとどまる
としています。
また、世界の携帯電話加入者数が40億人を突破する時期を、10年から
09年に改めています。
スマートフォンなど統合機器の出荷数は、07年に1億2千万台、08年
は1億8千万台とし、ノキアのデジタルカメラ付き端末の出荷数は、
07年には約2億台、08年は2億5千万台以上、音楽をダウンロードでき
る端末は07年1億4500万台、08年は1億8千万台以上と予測しています。
北米市場強化、今年、新製品6-12機種投入 ノキア
ノキアが、北米市場強化の一環として今年、携帯電話事業者に向けて
新製品を6−12機種を投入します。
需要が飽和状態にある欧州市場から北米に照準を移し、ハイエンド機
を投入していく計画です。
これによって北米でのシェアを、現在の11%の4位から引き上げる計
画です。同市場では、モトローラがシェア33%でトップに位置していま
す。
音楽携帯端末「ROKR E8」を開発 モトローラ
モトローラが、音楽携帯端末「ROKR E8」を、10日までラスベガスで
開催されたCES2008で公開しました。
クアッドバンドGSM/EDGE対応端末。ボタンに触れるだけで音楽再生機
能か、携帯電話機能かを選べます。
電話がオフの時、操作キーは一切見えない仕組みになっています。オ
ンの時には、前面にバーチャルキーパッドが表示されます。
音楽キーに触れると、携帯電話のキーパッドは消え、再生や一時停止、
早送りなど音楽プレーヤー用の制御キーが現れます。
音楽再生やメール、Web閲覧、写真撮影中でも音声通信を受信できま
す。FMラジオチューナーを搭載し、最大1500曲を保存できる2GBのメ
モリー内蔵。マイクロSDスロットを装備しています。
10年で会員企業1万社 対応製品8年で15億台 ブルートゥース
ブルートゥース技術を推進するグループ「ブルートゥースSGI」に
よると、先ごろ会員企業が1万社に達し、最初の製品が発売された
2000年から今までに出荷されてきた対応製品は15億台になっています。
ブルートゥース技術が発表されたのは1998年で、今年10周年を迎えま
した。同技術を使うことでノートPC、PDA、携帯電話などをケーブルな
しで音声やデータをやり取りできます。
最近では、アップルのPCにマイクロソフトのマウスを接続するなど、
異なったメーカー間の製品を接続することができるようになっています。