◆スピーシーズが、ネットワーク接続機能を備えるロボットのアプリケーション開発環境「MI・RAI-RT
Software Developer‘s Studio」を販売始め、その技術普及の推進のための「MI・RAI-RT Internet
Robot Forum 」を設立しました。
また企業や研究機関と協力しながらアプリケーション開発を進めることも発 表しています。
「MI・RAI-RT Software Developer's Studio」は、同社が発売したロボット 「MI・RAI-RT」を使ったコンテンツを作成するためのもの。
音声合成と手足の動作を作成するツールは無償提供し、動作作成ツールはソースコードも公開するとしています。
LAN内のクライアントからMI・RAI-RTの動作を制御するためにネットワーク インタフェース、NetBSDを搭載した制御用ユニットの開発環境などは有償で提
供します。
具体的なイメージとしては、MI・RAI-RTにみられるように、インターネット に接続し、動作や音声などのコンテンツをサーバーからダウンロード、再生す
るといったことが可能になります。
すでに企業や大学では、ペンタックスがネットワーク型対応・音声合成シス テム、立命館大学がPC(Java)との協調動作によるプレゼンテーションロボット、
シークスはMI・RAI-RT用コンテンツ「ロボットライブ」などの開発が進められ ています。
同社がこうした方針を打ち出して背景には、現在のホビーロボット市場が、 数千人程度のロボットファンに支えられているに過ぎず、市場として確立して
いないからです。
同社は、ロボットを何万台、何十万台と売れるような製品にし、パソコンの ような巨大市場に育てたいといった強い思いを抱いています。
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