週刊LEDニュース

更新：2007-06-11

更新：2007-06-11

　LEDシステムズが、LEDを使った照明演出事業を始めました。ビル壁面にブランドマークを動画表示するなど、顧客企業の要望に合わせて大型映像を提供します。

　米LEDエフェック社の制御技術を使って設備コストを従来の約４分の１に下げたほか、LEDの間隔を５cmにするなどして滑らかな映像表現ができるようにしました。また、画面までの距離が20mあれば見ることができるといいます。

　670万色の表示が可能で、１m四方の小型看板から、数100平方mの大画面まで対応できるそうです。

　徳島県が、総額40億円のファンド創設など、LED関連産業の集積を図る「LEDバレイ構想」推進に向けた2007年度の新規事業を明らかにしました。

　ファンドは県が２億5000万円、地元の金融機関などが５億5000万円を出資するほか、中小企業基盤整備機構から32億円の無利子貸し付けを受けます。年間約6400万円が見込まれる運用益を活用し、LED関連企業への技術支援やLEDのブランド化に向けたイベントなどの啓発事業を展開します。

　ファンド以外の07年度のLEDバレイ構想推進費2500万円のう900万円を新規事業にあて、LED地域ブランド創出支援事業やLED応用製品利用促進事業などを実施するそうです。

　LED地域ブランド創出支援事業では、LED応用製品開発を支援に伴う製品の県内での実証実験を助成するほか、全国公募によるLED応用製品コンテストを開催します。

　米EcoLED社が、普通の白熱電球並みに明るいLED電球「10-watt LED light」を発売します。

　消費電力は約10ワット、明るさは白熱電球換算で約100ワット。耐久時間は約5万時間。価格は99ドル（約1万2000円）。

　米Maxim Integrated Products,が、モノラルのAB級オーディオ・アンプを内蔵した白色LEDドライバIC「MAX8678」を発表しました。

　オーディオ・アンプICと白色LEDドライバICの2チップで構成する場合に比べ、実装面積を半減できるそうです。

　露Art.Lebedev社が、フル有機 LEDキーボード「Optimus Maximus」の予約受付を始めています。価格は約1564ドル(約19万円)。出荷開始は12月上旬。対応 OSはWindows XP/Vista、Mac OS X 10.4.8以降。

　全てのキーの中に48×48ドット表示の有機LEDディスプレイを内蔵したキーボード。
　使用するアプリケーションやキーの押下によって、表示内容を変更でき、日本語環境ならかな表示、Shiftキーを押した際は大文字表示、ゲームならコマンドのアイコン表示などにカスタマイズできます。

　各ディスプレイの表示速度は約10fps、表示色数は６万5536色、視野角は 160度。有機LEDの耐久時間は約2万時間で、１日８時間使用で約７年間使えます。着脱でき、故障するとキー１個単位で取り替えられます。

　本体サイズは幅537×奥行き173×高さ38mm。PCとのインターフェイスはUSB で、AC電源が必要。

　米調査会社のディスプレイサーチはによると、2007年１―３月の有機ELディスプレーの出荷枚数は前年同期比71％増の1910万枚でした。

　出荷額は同56％増の１億2100万ドル（147億6200万円）。メーカー別の出荷額シェアでパイオニアが４年ぶりに首位で20.8％。２位はサムスンSDI、３位はLG電子でした。

　東京都渋谷区のランドマーク「SHIBUYA109」のシリンダー外壁に、特殊な３Ｄ技術で浮き上がる巨大「缶コーヒー」広告が登場しました。６月20日まで。