LED使った高効率照明器具を開発 プラテック
金型製造のプラテック（群馬県東吾妻町、市川祐子社長）が、L
EDを使った高効率の照明器具を開発しました。店頭ショーケースな
どの業務用に10月をめどに発売します。
器具のサイズは、長さが１m34cm、幅５cm、高さ６cm。鏡面加工
の反射板と蛇腹状の凹凸を付けたレンズを使って、光の配分を均一
にしてロスを減らしています。
従来の一般的なLED照明に比べて、７割の電力で２倍の明るさ
（約140ルクス）が得られるそうです。
LEDファンド規模、100億円以上に拡充意向
徳島・飯泉知事
徳島県の飯泉嘉門知事が、LED関連産業の集積を目指すLEDバレイ
構想推進のために2007年度に設立した40億円の基金を、100億円以上
に拡充したいとしています。
安定的な支援を行えるようにするのがねらいです。LED関連企業
に限らず、中小企業の振興も目的に加えます。
LED防犯灯を販売 みの電子パーツと保安工業
みの電子パーツ（徳島市、見野幸一社長）が、鉄道信号や道路標
識を手掛ける保安工業と、LEDを使った防犯灯の販売を始めました。
防犯灯は日亜化学工業の白色LEDと青色LEDを使っています。材質
はアルミニウム製。近くに他の明かりがない場合は白色を強くし、
水銀灯などがある場合は青を強めることで調整できます。
http://www.it-mino.co.jp/
http://www.hoan.co.jp/
エピテックに出資しLED市場に参入 ウシオ電機
ウシオ電機とウシオライティング（本社・東京）が、赤外線LED
メーカーのエピテックス（本社・京都市）の発行済み株式の55％を
取得し、LED市場に参入します。
エピテックスは、高出力の赤外線LEDや高輝度可視光LEDなど強み
を持っています。当面は一般監視用や駐車場監視用、ETCゲート監
視照明用の製品を引き続き製造します。
今後は，生体認証や自動車関連、産業用光センサといった用途に
も拡大します。
http://www.ushio.co.jp/jp/NEWS/ir/20080131_2.html
http://www.epitex.com/index_j.html
三菱電機系と提携・LED用電源共同開発 田淵電機
田淵電機が、ミヨシ電子（兵庫県川西市）と資本・業務提携しま
した。
両社は微細電源部品を基板に組み込み、LED用電源などを共同で
開発します。
http://www.zbr.co.jp/pdf/newsrelease/oshirase080129.pdf
大型液晶パネル、LEDバックライト搭載比率11年に20.7%
米Display Search社予測
米Display Search社によると、液晶テレビやノート・パソコン、
液晶モニターなどの大型液晶パネルに搭載されるLEDバックライト
の市場を予測しています。
2007年における大型液晶パネル向けLEDバックライトは約610万
台で市場全体の1.6%であったが，2011年に約1億1000万台で 20.7
％に達します。
07年のLEDバックライト搭載のノート・パソコンは約385万台で、
ノート・パソコン全体の3.4％でしたが、11年には約9620万台で
45.2％に拡大すると予測。
40型以上の液晶テレビに限定すると、07年のLEDバックライト搭
載の液晶テレビは約９万台で0.4％でしたが、10年に約284万台で
4.9％と拡大し、11年には約1020万台になって14.7％になるとして
います。
デジタル・サイネージに適すのはPTA 篠田プラズマ
篠田プラズマが、デジタル・サイネージ（電子看板）に適したデ
ィスプレイは、PTA（plasma tube array）だ、としています。
PTAはシート状のPDPで、同社が開発を進めています。2008年下期
に142型モジュールの量産出荷を始める予定で、デジタル・サイネ
ージ市場を中心に用途を広げてく計画です。
篠田プラズマは、デジタル・サイネージ市場は今後、急成長する
としています。PTAが最適なのは、大画面であり、薄型、軽量、シ
ームレス接続が可能などといった特徴を備えているためだといいま
す。
その理由として同社は、現行技術で100型以上のデジタル・サイ
ネージを実現する場合、プロジェクター、LEDディスプレイ、液晶
マルチビジョン、PDPが考えられるが、「プロジェクターは輝度が
低い」「LEDディスプレイは解像度が低くコストが高い」「マルチ
ビジョンは各ディスプレイ間に非表示領域が発生する」「PDPは膨
大な設備投資が必要」だが、PTAは「デジタル・サイネージ向けデ
ィスプレイへの要求をすべて満たす」としています。