週刊LEDニュース

更新：2008-04-28

更新：2008-04-28

　東芝松下ディスプレイテクノロジーが、計測機や医療機器など
の産業用表示機器に向けた高精細TFT液晶モジュールに長寿命LED
バックライトを使用した製品シリーズを開発しました。

　画面サイズは5.7、6.5、8.4と10.4型の4種類、5品種。さらに、
これら全品種にオプションの抵抗膜方式タッチパネルが取り付け
可能。

　長寿命LEDを採用とモバイルノートPCなどで培ったLEDバックラ
イトの最適熱設計を行い，従来の長寿命CCFL（冷陰極蛍光管）を
超える平均寿命７万時間の高精細TFT液晶モジュールにしました。

　LED照明推進協議会（JLEDS）が、照明器具に用いる出力の高い
白色LEDの技術ロードマップを公開した。

　一般的な白色光を発する品種（高効率型）、演色性を高めた品
種（高演色型）、電球色の光を発する品種（電球色型）がある。

　2015年ころには発光効率が150lm/Wに到達する見込み。白色LED
は2008年の段階で高効率型は100lm/W前後、高演色型は80lm/W超、
電球色型は70lm/W程度になるとしています。

　2010年の段階ではそれぞれ130lm/W前後、120lm/W前後、90lm/W
超、さらに2015年にはそれぞれ160lm/W超、140lm/W超、130lm/W
前後とみています。

　LED照明の発光効率が100lm/Wを超える2010年ころには商業施設
を中心に普及が進むと予測。LED照明の国内市場規模は、2010年
に4000億円程度、2015年に8000億円程度と推定しています。

　ロームの2007年度（2007年4月～2008年3月）決算は、LEDが売上
げを伸ばしたものの、減収減益でした。

　売上高は前年度比5.5％減の3734億500万円、営業利益は同3.1％
減の673億6100万円でした。

　半導体素子部門の売上高は前年度比0.7％減の1554億6900万円。
携帯機器向けに小信号タイプのMOSFETや0603サイズのダイオード
が売り上げを伸ばしました。
　自動車や薄型テレビ向けのパワー・ダイオードも増収。世界最
小・最薄のチップLED新製品も受注を伸ばしました。

　横浜市が、今年５月28日から30日まで横浜市内で開催される
「第４回アフリカ開発会議」（TICAD IV）に向けて、山下公園
通り（横浜市中区）で「アフリカン・イルミネーション」が行
われています。５月31日まで。

　イルミネーションは、アフリカに生息する動物をモチーフに
したオブジェ50体や、通りに植えられたイチョウ50本に布を巻
き、LED２万球で通りを彩っています。

　多くのアフリカ諸国の国旗に使われている「赤・緑・黄」の
「アフリカカラー」でアフリカ開発会議開催に向けムードを盛
り上げる。

　日経BP社が、６月２、３日、東京都千代田区のベルサール神田
で、「LEDテクノロジ・シンポジウム 2008」を開きます。

　野村総合研究所の前原孝章氏が、普及前夜を迎えつつあるLED
照明の市場を展望するほか、一般照明に向けたLED照明器具、高
出力白色LED、一層の高輝度化や生産性向上を進めるための部材
の最新動向が紹介されるセミナーが予定されています。

　大日本スクリーン製造が、米デュポン社と大型有機ELパネルを
低コストで製造する技術を共同開発することで提携します。

　大型有機ELパネルの量産用製造ラインを完成させるほか、製造
コストの大幅な削減に取り組みます。