週刊LEDニュース

更新：2008-11-25

更新：2008-11-25

　パナソニックが、デジタルサイネージ（電子看板）システム
「NMstage」と外部システムを容易に、しかも廉価に接続でき、
RSS文字情報や既存データベースからの情報の取り込み表示、自
動更新ができるアドインソフトウェア「NMデータゲートウェイ
ソフトウェア」を発売しました。

　シャープが、日亜化学工業との間でLEDおよび半導体レーザー
に関するクロスライセンス契約を結びました。

　これによって、両社が所有する日本と世界の主要国に及ぶ膨大
な数のLEDと半導体レーザーの特許について、相互に利用するこ
とが可能になりました。

　両社は、さらに高性能なLEDや半導体レーザーの創出を目指す
としています。

　各地でLEDによるライトアップが盛んに行われています。北野
天満宮（京都市上京区）の「史跡御土居もみじ苑」では、21日
夜から初めてのライトアップが行われています。LEDなど計350
基の照明器具で色づき始めた木々の葉を照らしています。ライ
トアップは21－25日、28－30日、12月５－７日。

　山口市湯田温泉の中原中也記念館の外庭では、LEDとスピーカ
ーが内蔵された約２mの棒状の照明機器で、英国の芸術グループ
が制作した現代アート作品が展示され、赤と白色の光の束を演
出しています。12月27日まで。

　神戸市のJR三ノ宮駅南側では、約20万球のLEDで歩行者用デッ
キを照らし出す「神戸ライトメッセージin2008 エコ・エンジェ
ル」が開催されています。12月25日まで。

　中学や高校でLEDを使ったライトアップ作品の制作が進んでい
ます。京都市右京区の嵯峨中学校の生徒たちは、LEDライトを使
ってろうそくの明かりを演出し、竹林や渡月橋を照らす灯籠を
イメージした提灯風の携帯ライトを開発しました。

　京都府城陽市の城陽高校美術部の生徒たちは、市観光協会が
公園内の建物や樹木のほか、市内の各団体が趣向を凝らした作
品をLEDなど約30万球で照らし出すイベントに出品する作品に取
り組んでいます。

　三菱電機が、災害時の避難口や通路を表示するLED高輝度誘導
灯「ルクセントLEDsシリーズ」の新製として、避難に時間を要
する大規模・高層施設向けの長時間定格形全８機種を発売しま
した。

　長時間定格形誘導灯に業界で初めてLED光源を採用。冷陰極ラ
ンプと比べＣ級タイプで最大約45％、Ｂ級タイプで最大約14％
の省エネを実現しました。

　コンパクトなLED光源の採用と器具の放熱設計の工夫で、壁・
天井直付形誘導灯の器具厚さは従来比最大25mm薄く、片面灯で
は35mm、両面灯では45mmといった業界最薄を実現。

　小糸製作所が、自動車のアクセサリーパーツとしてLEDを使っ
たフォグランプを開発し、カー用品ショップなどで販売してい
ます。
　寿命はハロゲン光の約４倍の約3500時間。価格はオープン。

　船井電機新応用技術研究所が、「新聞紙並み」の表示特性が
あるという反射型表示デバイスを開発しました。白黒表示です
が、多色表示に向けた開発も進め、2009年末の実用化を目指し
ます。

　電圧によって物質の色が可逆的に変化する現象を利用したデ
ィスプレイ。通電させると発色するロイコ染料を用いています。