

07年の携帯販売台数、世界で10億台を突破 ガートナー調査
米ガートナー調べによると、2007年の世界の携帯電話販売台数は10億
台を突破し、11億5000万台をも超えたといいます。06年の9億9090万台
から16%増。
大きく伸びた要因は新興国における販売の増加。先進国での新規携帯
電話の販売は、機能が豊富な携帯電話への買い換え需要によって押し上
げられているといいます。
ノキアが市場を引っ張っており、第4四半期に市場シェアの40%を初
めて獲得しています。07年の同社の携帯電話販売台数は4億3500万台。
モトローラのシェアは3位に後退しています。これはLG電子、三星電
子、ソニー・エリクソンなどの台頭によるともの。
同社は、携帯電話販売市場は08年に若干減速し、10%程度の伸びに留
まると予想。
新たな成長の大半が新興国市場によるもので、北米や西欧諸国の市場
は飽和状態で、成長は若干減速するとしています。
携帯機器向けマルチメディアプロセッサの新製品 米AMD
米AMDが、携帯機器向けマルチメディアプロセッサ「Imageon」シリー
ズに、新製品D160、M210、A25を追加します。
D160は携帯テレビ向け。携帯電話のほか、ノートパソコンやPDA、携
帯メディアプレーヤー、USB対応携帯機器でのテレビ視聴を可能にしま
す。
M210は、携帯電話と携帯音楽プレーヤー向けオーディオプロセッサ。
最高100時間の連続音楽再生を高音質で実現可能です。
A250は、高画質ビデオの録画再生、写真の撮影・表示などの機能を持
つ携帯電話向けのアプリケーションプロセッサ。
最大28.8Mbpsの「HSPA+」の試験運用へ 英ボーダフォン
英ボーダフォンが、携帯電話で最大28.8Mbpsの高速通信(下り)が可能
な技術「HSPA+」の試験運用を、近く開始します。
実用化されている「HSDPA」を改良した3.5Gの技術で、2009年にサー
ビスが始まると期待されています。アンテナを複数にすることなどで高
速化を実現します。
スマートフォン、07年の出荷、60%増 英カナリス調べ
英国の調査会社、カナリスによると、2007年の世界のスマートフォン
の出荷台数は、前年比60%増の1億1500万台で、07年第3四半期は前年
同期比72%増の3550万台でした。
地域別では、アジア太平洋地域が4790万台、欧州・中東・アフリカ地
域が4590万台。
伸び率では、北米が最も高く、前年のほぼ2倍の2090万台でした。
ベンダー別では、ノキアが6050万台でシェア52.9%でトップ。次いで
カナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)で1220万台でシェア11.4
%。3位はアップルとモトローラがシェア6.5%で同率。